段々と暑さも和らぎはじめ、徐々に秋に向かって季節の移ろいが感じられる今日この頃、日々多くのお客様また多くの現場に携われますことに大変有難く思います。
「 お客様に提案する側の私共であるからこそ、日々最新の情報に触れ自分自身をバージョンアップをしていかなければならない!! 」
との思いから、戸澤住宅では時より勉強会や施設の見学会を実施しています。
ここ数年、コロナ過ということもあり以前より機会は減ってしまいましたが、久々に取引先のLIXLEさんよりご提案もあり、今回の勉強会が実現しました。
こちらは茨城県常総市にある「株式会社LIXLE 石下工場」
とても大きな工場です!!
「石下」の読み方知ってますか? こちら「いしげ」と読みます。
地理に疎い私は一番初め「いいした」と読んでしまいました。 恥ずかしい限りです。。
こちら茨城県常総市にある石下工場ではおもに一般住宅の「玄関」をメインに作っているそうです。
こちらの大きな工場の一角を利用し、リクシル製品の「サッシ」「玄関」の商品のラインナップや性能を体感できるエリアが併設されています。
そうです!今回は最新のサッシについての勉強会です。
一般的にはこちらの施設はエンドユーザー様向け お客様向けの施設になっていますが、今回施工業者側の勉強会として時間をいただきました。
内部は基本撮影禁止!!
リクシルのテクノロジーがたくさん詰まっています。
前置きが長くなってしまいましたが、このあたりで答え合わせです。
インスタグラムに記載しました問題
「日本において一年間の中で 暖房 or 冷房 どちらを利用する期間が長いでしょうか?」
正解は・・・ 「暖房」
一般的にですが、冷房は暑い時期(6~8月) 暖房は寒い時期(11~3月)
夏の冷房はおおよそ3か月 冬の暖房はおおよそ5~6か月
もちろん、地域や家庭環境、体質などによって期間は様々です。
あともう一つ
2030年問題ってご存じですか?? 一般家庭では2030年までに今より温室効果ガスをマイナス66%減を目標に掲げられています。
そうです、熱源を極力抑え、高性能/高断熱でエコな住宅を作りましょう という方針により強く変わっていきます。
工務店やハウスメーカー、それぞれの家造りにたいする考え方は様々ですが、上記のことを踏まえますと、「暖房が必要な冬場の長期的なシーズンにどうしたら家の中を省エネで暖かくできるのか?暖房費をどうしたら削減できるのか」 というところに辿り着きます。 ・・・その答えが「太陽」
高性能な大きなサッシで冬場の「太陽」をうまく取り入れ、室内を快適にしましょう! というのが一つの方法として教えて頂きました。
大きなサッシって・・・それじゃ夏暑くない??
そう、そう思うが普通だと思います。
だからこそ、夏に高くなる「南中高度」を踏まえた設計、室内の換気に適した窓配置の設計そして高性能なガラスが大切になるとのことでした。
高断熱の優れた家で「冬は太陽をうまく取り入れて暖かく」「夏は上手な換気やシェードなどをうまく使って省エネに」 それがこの先求められてくる省エネな家造りに必要な一つの方法とのことでした。
最近は関東エリアでも段々普及してきた「樹脂サッシ」サッシの中では高額/高スペックの部類に入りますが、段々となじんできたように思います。 もちろん、展示してある樹脂サッシのラインナップもしっかりみてきました。 正直、高スペックで優秀ですが、このあたりの関東圏からするとオーバースペックと思うほどの優秀さです。
当社の新築/リフォームでの標準のサッシは 「サーモスⅡ+ペアガラスLow-E仕様」です。
エリアの振り分けからすると関東圏でも十分なスペックを有するサッシです。
もちろん、お客様の依頼、予算に応じて他のグレードにも対応しております。
そして今回、特に気になったのが、最近出た「TWシリーズ」 サーモスⅡと同じ樹脂+アルミの複合でありながら、樹脂サッシ同等の性能を有する魅力的なサッシです。こちらもしっかり視察してきました。
だんだんと、「TWを標準にしようかな~?」と思うほど魅力的で優秀なサッシでした。
本当に、いままで知りえなかった性能や構造の部分にまで触れられ、また様々な知識も学べ大変に勉強になりました。 素敵な時間でした。
大変長々としたブログになってしまして申し訳ありませんでした。
人間に必要な光「太陽」その光の恩恵をなるべく多く受けながら、快適な住まいを作る。 なかなか相反する難しい課題ではありますが、そこに技術をもって果敢に研究開発をされるリクシルさんの凄さを今回目の当たりにすることができました。 私ども工務店側も、日々ユーザー様にとっていい家を作るために努力を続けていかないと。 そう改めて思わせてもらえたいい一日でした。
今回、案内をしていただいたショールームのスタッフの方々、丁寧かつ事細かな説明で大変勉強になりました。 ありがとうございました。
撮影の制限があったため、文面ばかりになってしまい申し訳ありませんでした。
また次回、素敵な情報がありましたらブログに記載したいとおもいます。また次回をご期待ください。